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余裕がないときに読む本。川北義則(本)『男の品格』気高く、そして潔く。

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余裕がないときに読む本。川北義則(本)『男の品格』気高く、そして潔く。

「あ、最近心に余裕がないな。」と感じたときに読み直している書籍『男の品格』。

この本は男の潔さに触れています。そのためにはもっと遊べといっている本です。

表面だけ読んでしまうと「飲む、打つ、買う」を勧めているように読めてしまいます。全く違います。流し読みでわかったつもりになってはいけない本です。

10年以上前に出版された本ですが、最近ではむしろ男性よりも女性に意識が高い人が目立ちます。

女性でもこの本に書かれていることが十分に当てはまる時代になっています。

というか、今の時代に男女の性別なんてあまり関係ないですね。

男女関係なく、人間として余裕のある人生を送るために読む価値がある本です。

遊びから余裕がうまれる

お金や時間に余裕ができたら遊ぼうとか、新しいことを始めようとか、「余裕ができたらやろう。」と考えがちです。

しかし、実際には逆で人生は遊びがないと余裕が生まれません

そして、なんといっても遊び上手な人は仕事もできます

遊び上手な人間は仕事もできる–昔からこういわれてきたが、その傾向は最近ますますつよまっている。これからの時代、少なくとも「遊び心」のない人間は、仕事も中途半端にしかできないだろう。まじめ一方だけではもうダメ。まじめは罪悪でさえある。

誰もが年齢相応の「いい顔」になりたいと思っているだろう。しかし、なかなか思い通りにはなれない。そこで私が勧めたいのは「大いに遊んでみる」ことだ。ここで遊ぶというのは何も「飲む、打つ、買う」のような遊びだけではない。人生のあらゆる営みを遊び心をもって臨むのがいいということだ。

「お金がないから遊べない」「時間がないから遊べない」というのは、遊び下手な人か、遊ぶ意欲がもともとない人のセリフなのである。「それでいい」と思っている人にまであそべというつもりはないが、お金、時間のあるなしにかかわらず、遊ぶ人はちゃんと遊んでいる。

よりよく生きるとは、うるおいのある人生を過ごすことだ。カサついた気持ちで、いくら長生きしたって、つらいだけ。面白くもおかしくもない。今、巷では勝ち組、負け組論議が盛んだが、物差しが曲尺ならぬ「カネ尺」だから、どこかカサついた感を免れない。勝ち組はうなるほどお金を持っているが、あまりにも現実離れしていて羨望する機にもなれない。「ご勝手にどうぞ」の世界である。男の理想はそんなところにはない。

はっきりいわせてもらえば「男は幸せなんか求めるな!」である。
自分の幸せを求めず、女房、子供はじめ、自分の周囲の人間、自分と関わりをもった人間がハッピーになるのを手助けする・・・そういう生き方こそが、本当の男の生き方のように思えるのだ。女性や子供は「与えてもらった幸せ」がいっぱいあったほうがいい。だが、男は「与えてもらった幸せ」よりは「与える幸せ」を優先したい。

人は人、自分は自分と割り切って、人がどうれあれ、世界がどうであれ、自分は楽しく幸福に生きるぞと決めて、その通りに生きていけばいいのだ。

大変なときやつらい時期ほど、遊び心をもって上機嫌でいるということも大切なのかもしれません。

男女問わず、人間としての潔さを書いてある本として読みたい本です。

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