80円のまんじゅうを250円で売ったら、なぜお客が増えたのか?「もっと儲けたい」「現場から離れられない」「今の事業に限界を感じている」などの経営者の悩みを解決する方法を伝授!
「80円のまんじゅうを250円で売ったら、なぜお客が増えたのか?」
その答えとそれ以上の情報がこの『絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます』の本の中にあります。
私はフリーランスで仕事をしているのですが、お見積もりの金額にずっと迷っていました。
「高すぎると先方に嫌なイメージを持たれるのではないか」「かといって安く受けてしまっていいものか・・」。
そんな自分に「安くしてもいいことはない」と教えてくれたのがこの本でした。
安くて良いものを提供するデメリット
ハッキリ言ってしまうと、安く提供するのは「百害あって一利なし」。
いいことはありません。
たとえばホームページを安く提供するとします。
そうなると、クライアントさんには「この値段ならこんなものだろう」という感触しか残らないわけです。
そのようなホームページを提供しても、自分の実績にもなりません。
しかも、安く受けるんですから、数をこなさないといけない。
夜も昼も働き続けないといけない・・というブラックな結末になります。
自分のサービスに自信があるなら安売りはしないこと!
本当に自信があるのならば、なぜ高く売るという選択ができないのでしょうか?自信がある商品やサービスを、希望する金額で買ってもらうことがなぜいけないのでしょうか?
本当は自社の商品に自信を持っているのにもかかわらず、どうしても景気が悪くなってくると、皆さん弱気になっていきます。しかし、値下げは「最悪の経営手法」であると言わざるを得ません。
経営が厳しくなると、お客さんをとにかく呼びたくて、値下げしたい心理にとらわれます。
私が以前カフェをやっていたときの体験もそうでした。
お客さんが来てくれないとコーヒーを100円にしようかとか、安いランチを始めようかとかそういう考えしかできなくなりました。
コーヒーは一杯一杯サイフォンで淹れた美味しいコーヒーを提供している自信はあったのに。
コーヒーをセットにした安いランチを提供してみても、結果は散々でした。
忙しくなるのに、収入が増えない・・・。
しかも、お客さんが増えたのは一時的なもので、またお客さんの数は以前に戻ってしまいました。
経営にも生活にも全く余裕がなくなってしまい、最終的にはお店を閉じることになるのですが・・・。
どうやって「値上げ」の仕組みを作るか
値下げしてお客さんが増えて100円のコーヒーを6杯提供するよりも、600円に値上げしてコーヒーを1杯提供するのでは、600円1杯のほうが余裕がうまれます。
でも、実際に値上げをする不安というものはあると思います。
この本は「値上げ」の仕組みから具体的な「値上げ」のノウハウまで丁寧に説明されています。
見積もりのやり方などフリーランスのかたにもよい教科書になると思います。